まだクロノス山本さんの答えを整理しきれていないんだけど、ひがさんの記事に気になる点があったのでご紹介。
例えば、同じように思われているAmazonのEC2とGoogle App Engineは、まったく違うものです。 from GAE/Jは破壊的イノベーション - ひがやすを blog ヒトコトで「クラウド」で括られてしまう2つのサービスですが、自分の認識でも、ひがさんの言うとおり全く違うものです。 ※認識が間違っていたら指摘してもらえると嬉しいです
- Amazon EC2
- 柔軟なインフラ環境
- 既存のサーバー技術を適用可能
- 反面「サーバー」の枠に囚われる
- 囚われてもElasticなので対応できる
- でもauto scaleはしない
- Amazonから他サービスへの乗り換えが可能
- Google App Engine
- 柔軟な実行環境
- 新しい技術
- サーバーの枠に囚われない、巨大なサービスプラットフォーム
- 完全にauto scaleする
- Google App Engineの実行環境はGoogleにしかない 太字で書いた最後の点が、情報システムで本気で利用する時に、大きな障害になってきそうな気がしています。 実行環境の代替がきかない。開発したアプリの全てをgoogleに捧げる形になることを許容できるかどうか。 自治体、地方公共団体なんかはまず無理でしょうね。企業であれば、決断次第では大丈夫かな。 (「囲い込まれない」のは、特に自治体等では重要な要件になってくるはずです。PostgreSQLとか、資本色が薄いのでお勧めですよ) 逆に言うと、Google App Engineの実行環境が全てオープンになれば、もはやサーバーエンジニアはオマンマ食いあげかもしれません。 環境が変わって淘汰が起きて、新たな環境に適応できた人が生き残る。サーバーエンジニアが進化するわけです。 GAEは果たして地球に氷河期をもたらした巨大隕石になるのでしょうか。。。