クララオンライン寺尾さんから登壇する機会をいただいたので行って話してきました。 ついでにいろいろセッションを聞いたり、Team Pythonで綱引きしたりしました。筋肉痛は木曜発生→土曜収束でした。 綱引きはGoが優勝したわけなんだけど、ほとんどの方よりもぶっちゃけ自分のほうがたぶんGo書いてたのでは疑惑。
自分がした話のまとめと、聞いた中で特に印象に残った 先達に聞くこれからのエンジニア像 の話を少し。
自分がした話
インフラエンジニアの睡眠時間を確保する方法 ~Infrastructure as a Code時代のインフラ運用~ というクララオンラインプレゼンツのランチセッションでお話してきました。
私からお話したのは以下の三点。
- 夢を見過ぎず地道に出来る範囲でやる
- 子鹿本を買って読む
- 弊社にアウトソースする
抱え込まない、ITを活用する、外部サービスを活用する、が大事とおもいます。
先達に聞くこれからのエンジニア像の話
だいたいこんな感じのお話でした。
CROSS 2015に参加した。 #cross2015 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
※弊社の話というわけではなくて、立場上いろいろな会社を見てるのでそのへんの総括的な話です※
気になったのは以下の部分。
ここのポイントはCTOは経営者だということ。利益をあげ続けるのが経営者の仕事なら、それが一義的にあることを理解しないといけない。エンジニアの延長線上にあるのではなく、経営についての知識やスキルが必要になる。多くのエンジニアはそのような経験を積んでいないし、学んでもいない。だとするとエンジニアの上がりのポジションというのは間違った認識である。
全くもってその通りなんだけど、個人的な悩みドコロの中心は 利益を ではなくて あげ続ける のほう。
今攻めるべきか、攻めないべきか。どの方向に進むべきか、とか考えるのは簡単。 でもキャッシュを中心に据えてどの程度のヒト・モノ・カネをいつ投入すべきかの判断を短期・長期の視点でするのが大変。常に変わるし。 今の100万円と1年後の100万円の価値は違うとか、そういう話も勘案していろいろ判断しなきゃならない。
エンジニアも経営者(特にCEO/founder)も割と夢追い人が多くて、キャッシュがないのに理想を追いかけたくなっちゃうし、できると思ったら自己犠牲で実現しちゃったりしがち。 「今の勝利がなければ未来はない」という価値観もあれば、「人間死ななきゃなんとでもなる」という価値観もある。
ただ、CEO/founderは社員が(様々な理由で)辞めたくなって辞める、といいうことにリアリティを持てない人が多いみたいだから(組織の継続と構成員の継続がごっちゃになってる)、やりすぎて退職者が出て構成員の継続を断ってしまって、結果として組織の継続性も損なうことがあったりする。 でも競合がいる世界の話だから、短期的にはお客様のために全身全霊で身を削ってる会社(労務環境ブラック的な会社や健康ハイリスク/チャンスハイリターンなスタイルの会社)が一人勝ちしたりすることもあって、その「短期的に競争に負ける」恐怖に勝てなくて値下げ合戦に突入したりして修羅の道。
このへんはリアルに数字と社員の人生を見続けてきてないとリアリティのある話ができないのが悩ましいところ。 50〜100人規模の会社でも、中心のエンジニアが5人同時に辞めたらかなりヤバいところ、たくさんあるんじゃないかな。
話を戻すと、経営者といってもそれぞれの価値観があるので組織の継続と構成員の継続のバランス感はものすごくバラつきがあるのが現実。 CTOは転職もアリアリだし、このあたりの組織の継続と構成員の継続のバランス感を見るのにちょうどいいポジションだと思ってる次第。 CTO限定のCTO Serious Talkが求められているのかもしれませんね(堀内さんを囲む会とかしたい)。
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