sendmail / qmail / postfix の接続元制限

特に、DNS関連(正引きできないと...、逆引きできないと...というケース)について確認した内容をメモしておきます

sendmailの場合

  • 接続元IPアドレスを逆引きし、逆引きできたホスト名に対して正引きを行ったが、答えが一致しない場合にreject
    ⇒mcのLOCAL_RULESETSのRFORGEDで設定
qmailの場合
  • 接続元IPアドレスを逆引きし、逆引きできたホスト名に対して正引きを行ったが、答えが一致しない場合にreject
    ⇒tcpserverの-p(小文字)オプションで設定
postfixの場合
  • 接続元IPアドレスの逆引きができない場合、または接続元IPアドレスを逆引きした結果を正引きした時にAレコードが存在しない場合にreject
    ⇒main.cfのreject_unknown_clientで設定
  • HELO/EHLOのFQDNを正引きした時、そのホスト名がAレコード・MXレコードのいずれでもない場合にreject
    ⇒main.cfのreject_unknown_hostnameで設定
  • Envelope Fromのドメイン部分がAレコード・MXレコードのいずれでもない場合にreject
    ⇒main.cfのreject_unknown_sender_domainで設定
  • ルール:RCPTのドメイン部分がAレコード・MXレコードのいずれでもない場合にreject
    ⇒main.cfのreject_unknown_recipient_domainで設定

と、いうわけで
  • sendmailとqmailの制限は一緒。postfixは微妙に違います。
  • 「HELO/EHLOのFQDNの正引き結果」と「接続元IPアドレス」をマッチさせるルールはないみたい。
  • 「MAIL From:のFQDNの正引き結果」と「接続元IPアドレス」をマッチさせるルールはないみたい。


DNS逆引きチェックを入れちゃった場合に問題になりそう(だと言われている)ケースは
  • 共有ホスティングの場合
  • NAT構成の場合
  • 逆引きが自分で設定できない場合
だと思うんですが

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