攻めるか守るか - 保守の現場の葛藤。みたいな。

クロノスの山本大さんが面白いエントリを書いていたのでご紹介。
安全策が後手後手を生む

今も昔も保守の現場にいるので、

  • 確実で工数が少なくて汚い
  • チャレンジングで工数がかかってきれい

の葛藤は常にあります。 最近はきれいなほうを選ぶようになってきましたが、昔は確実なほうを取りがちでした。 正直なところ、チャレンジングな方を選ぶのは勇気がいります。

他により確実な案があるのに、敢えてチャレンジングで工数がかかる案を選択する。。。もし失敗したら、自分だけでなく、チームや会社に迷惑がかかる(特に保守は、ノートラブルで動いて当たり前だと思われていると辛い)ことを考えると、より確実なほうを取ってしまう気持ちはわかります。

汚い実装を残しておくことは、システム運営上のリスクになります。結局のところどのリスクを取るかというだけの話なのですが、現場で判断する人が「今回を乗り切る」ことに集中してしまうと辛いですね。 自分の場合を思い返してみると、迷わずにチャレンジングな選択をできるようになってきたのは、転職して社内で責任あるポジションになってからでした。

なんで変わったんでしょう。。

内面の変化もあったとは思いますが、自分としては外的要因の変化が大きいと思ってます。 実感しているのは・・・

  • 評価方法が「長期的な視点での売上・利益」なので、短期的な収支に囚われなくなった
  • 責任を持って会社のお金を使える立場になった

といったところです。

自分の場合は取締役になってからでしたが、社員にはキチンとリスクを判断して適切なほうを選択できるようになってほしいと思っています。現状でうまくできていないのであれば、うまくしやすいようなルールなり制度なり体制なりを造っていく必要がありますね。

どうやったら、現場のみんなが気持よく前向きにチャレンジングな選択がしやすくなるか?何かアイデアや事例があれば教えてくれると嬉しいです。

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